エナギーヴェンデが必要な理由

技術革新とグリーン経済の促進

エネルギー転換によってグリーン・イノベーションが推進され、雇用が生まれる。そして、ドイツはグリーン・テクノロジーの輸出国としての地位を確立できるようになる。

輸出を基盤とする経済大国であるドイツは、自らをグリーン・テクノロジーの先駆者と位置付けている。ドイツ連邦太陽光産業協会(BSW)の概算によると、2013年にはドイツの太陽光発電量のうち65%が輸出された。この数字は、2004年の14%、2011年の55%から着実に増えており、2020年には80%という目標が掲げられている。また、ドイツ風力エネルギー協会(BWE)によると、風力発電業界の現在の輸出率は65~70%である。

エネルギー効率を高める省エネ製品の市場も、既に重要な存在となっている。この市場は、自然エネルギー市場と同じく、これから確実に成長し続けるという点で特に重要である。ドイツはこの両市場において大きな役割を担っている。2004年、ドイツは世界の省エネ市場において、米国、日本、イタリアを上回る17%のシェアを占めた。

企業コンサルティング会社ローランド・ベルガーの調査によると、省エネ製品の市場は急速に成長し、その規模は2005年(4500億ユーロ)から2020年の間に2倍になるという。ドイツ(20%)が米国(24%)に次いで2番目のシェアを占めるこの分野の開発には、当然ながら巨額の資金が投入されている。

省エネ関連の製品やサービスの需要拡大で特に利益を得ているのは、中規模の企業である。従業員250人未満の企業から発売された環境保護製品(この中に省エネ製品も含まれる)が、市場の売上高の半分以上を占めているのだ。

国内外のグリーン・テクノロジー市場において有利な地位を築けば、雇用も創出される。ドイツでは、2013年の時点でおよそ37万人が既に自然エネルギー業界で働いていた。ドイツ再生可能エネルギー協会(BEE)は、この数字は2020年までに50万人に達すると見込んでいる。

しかしながら、ドイツの「グリーン・ジョブ」の就業者数は、主に太陽光発電業界の雇用削減の影響を受けて、2012年、2013年には38万人からわずかに減少した。

2015年のドイツ連邦経済エネルギー省の推定では、自然エネルギーによりもたらされる雇用の純増数は、2030年には10万人、2050年には23万人に達する見込みである。

自然エネルギーは従来型エネルギーより多くの雇用を創出する

しかしながら、ドイツの「グリーン・ジョブ」の就業者数は、主に太陽光発電業界の雇用削減の影響を受けて、2012年、2013年には38万人からわずかに減少した。2015年のドイツ連邦経済エネルギー省の推定では、自然エネルギーによりもたらされる雇用の純増数は、2030年には10万人、2050年には23万人に達する見込みである。