質問と回答

原発の段階的廃止後、ドイツの電力輸入量は増えるのか?

ドイツは何年も前から電力の純輸出国で、1週間で8基の原発を停止した2011年にもそれは変わらなかった。2012年、フランスへの電力輸出も含めて再び最高レベルに達した。2013年と2014年、フランスを第二の電力輸出先として、ドイツの電力輸出はさらに記録を更新した。将来的にも、ドイツは十分な発電容量を継続的に追加し、電力の純輸出国であり続けるだろう。

全体的にドイツには電力需要を大きく上回る発電容量がある。2011年3月に原子力発電所を停止した後も、従来型の発電容量約10万MWが接続されていたが、同年の最大電力需要は8万MWしかなかった。

2011年の初めに、調整可能な(つまり太陽光および風力を含まない)発電容量が93,100 MWあり、そのうちの約8,000 MWが昨年3月に停止した。ドイツ・エネルギー水道事業連盟 (BDEW) によると、ドイツは、2011年3月中旬の原発モラトリアム(猶予期間)開始に至るまでの6週間に、平均1日あたり正味9万MWhを輸出していたが、2011年3月17日からは1日あたり平均5万MWhを輸入し始めた。

東欧ではチェコからの輸入が増えたが、ドイツの電力不足によるものではない。むしろドイツの電力市場は、最も安価なところの従来型電力を購入している。ポーランドやチェコのような国は、原発のモラトリアム後にドイツの送電網を強化しなければならないことに不満を抱いてはいない。そうではなく、 このような国々が主に懸念しているのは、 自国の化石燃料や原子力による電力をドイツの風力や太陽光による電力が相 殺することだ。