質問と回答

原発の段階的廃止によって、ドイツの二酸化炭素排出量が増えることはないか?

2011年にはそうはならなかった。このとき、原発の段階的廃止が法制化されたが、二酸化炭素排出量はさらに減少した。また将来的にも、排出量取引により上限が課せられているため、電力部門の二酸化炭素排出量は減少する一方で増加することはない。

ドイツはもともと野心的だった2012年の京都議定書目標値を上回った。目標では2012年までに21%削減すればよかったのだが、2012年には24.7%削減を達成したのである。2020年目標の40%削減も軌道に乗っている。2014年には、暖冬、エネルギー効率化対策の強化、自然エネルギー比率の増加により、温室効果ガス排出量が2013年比で5.5%減少した。しかしながら、最近の試算で、1990年比で40%削減する2020年目標は軌道に乗っていないことが示唆された。このギャップを縮めるために、ドイツ政府は2014年の終わりに気候行動プログラムを策定した。

2050年までに排出量を少なくとも80%削減するというIPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の提言に従って、脱原発は包括的で長期 的な気候戦略に盛り込まれた。 ドイツの発電所ポートフォリオに関するシナリオ研究によれば、発電による二酸化炭素排出量が増加することはなく、それどころか、大幅に減少する。